③からの続きです。
金融を辞めたあと、私は最初のエピソードで書いた住宅メーカーのCADの仕事に就きました。
そこで「赤ペン持ってチェックしろ」という指摘を受けたわけですが……
このあたりで私は思いました。
もう社員で働きたくないな。あまりに迷惑をかけすぎる。
そこで派遣で仕事をするようになります。派遣だって責任は変わりません。
ですが、これが、私にはとても合っていました。
私は一つのことを長く続けられないのです。
すぐに飽きてしまうし、「長期で続けたい」と思いながらも、契約更新をしない……ということを何度も繰り返しました。
もちろん「接客・現金は扱わない」を徹底していたつもりですが、
なぜか小口現金担当にちょいちょいされました(金融経験で有無を言わさずでした)。
苦痛でした……。
派遣では、営業事務か総務/庶務、経理(小口現金含む)を、
派遣先を変えながら経験しました。
その中で、ひとつ分かったことがあります。
・指示待ち仕事は向いていない
・庶務は向いていない
・経理は向いていない
・営業事務(受発注)は好きな気がする
少し解説します。
・指示待ち仕事は向いていない
これは、何もせずに机に座っていられないということです。
頼まれた仕事が終わったあと、自分で次の仕事を探すのですが、
「もうやることは掃除しか残っていない!」という状況は本当に無理でした。
逆に、何か作業をしているときに新しい仕事を頼まれるのも苦痛でした。
その瞬間、今やっていた作業の内容が頭からすっぽり抜けてしまうからです。
“マルチタスク? なにそれ美味しいの?”という感じでした。
・庶務は向いていない
「これぐらい自分でやれよ」とつい思ってしまうのです。
もちろん、それが仕事なんですけどね。
単純に在庫を数える、とか、言われたとおりに並べる、とか、
誰でもできそうなことが、とにかくできませんでした。
・経理は向いていない
これはもう、お金勘定ですから。
現金そのものを触らなくても数字の世界なので、見誤りは多いし、
チェックは節穴でした。
しかも経理はシステム化されていて、
「データDL → 次はUL」みたいな単純作業が多くて退屈でした。
では、向いていた仕事は何だったのでしょうか。
・営業事務(受発注)は向いていたように思います。
ちなみに、営業のお世話を焼いて見積書や契約書を作る事務は向いていませんでした。
「自分でやれよ、これぐらい」とやはり思ってしまうし、
見積書はコピペで作成した際に前のデータが残っていて、
よく営業に恥をかかせました。
では、受発注の何が向いていたのか。
自分で発注量を決められる裁量があり、
受注のときにお客様と少し話ができるのが楽しくて、
納期の調整などはウッキウキでやっていました。
不特定多数のお客様対応(窓口など)は苦痛でしたが、
決まった顧客に対してはリラックスして受け答えができていました。
ただし、相変わらず
メールの件名間違い、宛名間違い、発注数の間違い、納期の見間違い……
ミスは重ねており、そのたびに落ち込むのは変わりませんでした。
続きます。